告白

湊かなえの「告白」を読みました。この本は、かなり前に「王様のブランチ」で哲ちゃんが薦めていて、読みたいなと思っていた本。たまたま金曜日に会社の人が「誰かこれ読まない?」って言ってて「読む~っっ!」と借りて来た本です。私の前に借りたひろみさんは、4年生の男の子がいます。「この本、救いようがないけど、やっぱり目をそらさずに読まなくちゃって思って。でも、本当に『まったく救いがない』から、覚悟して読んでね~。」と私に言いました。
あらすじは「ある事件」について書かれています。
「ある事件」とは、中学校の教師である森口の娘・愛美が死ぬ。当初事故死とされたが、実は、森口のクラスの生徒2人に殺されたのであった・・・。という衝撃的な事実。
この本は、全部で6章に渡って書かれており、その事件についていろいろな人が語る・・・というスタイルになっています。
第一章「聖職者」・・・子どもを殺された担任教師・森口が、クラスの生徒達を前に事件の真相を話す。「犯人はこのクラスの生徒『AとB』」と話す。
第二章「殉教者」・・・クラス委員の美月(♀)
第三章「慈愛者」・・・殺人を犯した生徒Bの姉
第四章「求道者」・・・殺人を犯したB
第五章「信奉者」・・・殺人を犯したA
第六章「伝道者」・・・森口からAへ
まー、どの章もまったく救いがなく、読み出したら途中で止められない。日常生活で本に没頭する時間ってあまり取れないのだけれど、土曜日さくらが塾に行き、梅吉が同級生のお通夜に行ってしまったので、まったく一人の時間が3時間もあったので、ちょー没頭して読んじゃいました。
あ゛ー、まじで救いがなかった。特にラストは「それはする必要あったのー?」という、本当に救いようがないラストでした。子どもってキチンと育てないとなあ~。
この本、どんよりした気分になるのでオススメできません。がっ、没頭して夢中になってしまう事は保証します。
« カーナビのカバー | トップページ | えみえみちゃんのストール »
「麦のつぶやき」カテゴリの記事
- 明日、ママがいない(2014.01.17)
- 明日、ママがいない論争(2014.01.23)
- チャイルド決定(2014.01.11)
- 13歳で結婚。14歳で出産。恋は、まだ知らない。(2014.01.10)
- 「僕のいた時間」(2014.01.09)
そうですね。
人気がある本は、たくさん冊数もあるんで みんなが夢中になって一気に読んだなら思ったより早く借りられるかな。
リクエストしておいて気長に待ってみます。
投稿: ゆーたん | 2009/05/18 00:47
ゆーたんさん
900人待ち!すごい~!
きっとその順番が回って来る頃には、ゆーたんさんにもじっくり本を読む時間がとれるようになってますよ。
でも、半日くらいあれば、読めちゃうよ。途中でやめたくないもん。900人待ちも意外と早く回ってきたりして
投稿: むぎむぎ♪ | 2009/05/17 17:16
ちょっと気になって 図書館の検索をしたら あ~ら びっくり900人待ちでした
本をゆっくり 読む時間が欲しいなぁ。 まだまだ先かなぁ。
投稿: ゆーたん | 2009/05/15 18:55
でぼりん
私も「本屋大賞」には違和感だね~。「本屋さん、本当にこれを薦めたい?」って思った。
だけど、とにかく途中でやめられない。わたし的には、AとBが二人ともお母さんが大好き・・・ってところがちょっとだけほっとした。でも、逆にそれがとても切なかったです。
ラストが一番ひどい。「セブン」もそうだね。
投稿: むぎむぎ♪ | 2009/05/13 22:44
この本ね、読売新聞の書評で「なんの救いもなく後味の悪いだけの本」って書かれてて(ゴメンネ)「なぜこれが2009年本屋大賞になるのか疑問」とも言われてたの。
やっぱりドンヨリなんだね。。。
ラストに何かあるんじゃないか、何か一筋の光があるんじゃないか、と思ってひっぱるけど、なにもないのかなぁ。
投稿: でぼら | 2009/05/13 20:00